バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが2014年に同クラブの下部組織ラ・マシアに加入するきっかけは、2020年にアルビレックス新潟でヘッドコーチを務めたオスカル・エルナンデス氏(現ヘタフェBコーチ)だった。18日、スペインメディア『RELEVO』が報じた。
バルセロナ下部組織出身のヤマルは、2023年4月に15歳と9カ月16日でトップチームデビューを果たし、クラブ史上最年少出場記録を更新。瞬く間にスターダムを駆け上がると、現在17歳ながらこれまで公式戦83試合の出場で18ゴール22アシストを記録し、バルセロナの絶対的な主力として活躍を続けている。
そんなヤマルが7歳でバルセロナに加入するきっかけとなったのは、かつてアルベル・プッチ・オルトネダ監督のもとで新潟のヘッドコーチを務めていたエルナンデス氏だった。
今から約11年前の2014年2月18日、バルセロナのプレベンハミン(7歳以下のカテゴリー)のスカウトを担当していたエルナンデス氏は、同じカタルーニャ州を拠点とするチーム『CFラ・トレタ』を視察していた際、年上の選手に混ざってプレーしていたヤマルに目を奪われた。ヤマルが2007年生まれのプレベンハミン年代の選手だと知ると、同氏はすぐに車へ乗り込み、急いでバルセロナの関係者に「2007年生まれの少年を見に来て欲しい。彼の名はラミン・ヤマルだ」とメールを送信したという。
しかし、ヤマルが所属していた『CFラ・トレタ』は、バルセロナと同じ州のライバルであるエスパニョールが提携しており、ヤマルをエスパニョールのトライアルに参加させる予定があることが判明。そこでエルナンデス氏はヤマルが他のクラブに流失しないよう、大至急でバルセロナのテストを受けられるように手配したという。
ヤマルの才能は他を圧倒していた。エルナンデス氏はヤマルとの契約を振り返り、「(彼のプレーを見た瞬間に)急ぐ必要があると気づいたんだ」とスペインの配信番組『Jijantes』でコメント。また、当時ラ・マシアの要職にいたアルベル・プッチ・オルトネダ氏も「10分でヤマルをバルサと契約させないといけないと感じた」とスペイン人ジャーナリストのジェラール・ロメロ氏に説明している。
その後、ヤマルは『CFラ・トレタ』に戻ることなくバルセロナでのトレーニングを続け、最終的にバルセロナへの加入が決定。
なお、アルベル氏は2023年6月にFC東京の監督を退任後、プロクラブの指導から離れている。一方、エルナンデス氏は現在ヘタフェのリザーブチームで、ガビ監督(現役時代はアトレティコ・マドリード、スペイン代表でプレー)のもと、アシスタントコーチを務めている。
【プレー動画】エルナンデス氏が導いたバルサFWラミン・ヤマルの今季プレー集
バルセロナ下部組織出身のヤマルは、2023年4月に15歳と9カ月16日でトップチームデビューを果たし、クラブ史上最年少出場記録を更新。瞬く間にスターダムを駆け上がると、現在17歳ながらこれまで公式戦83試合の出場で18ゴール22アシストを記録し、バルセロナの絶対的な主力として活躍を続けている。
そんなヤマルが7歳でバルセロナに加入するきっかけとなったのは、かつてアルベル・プッチ・オルトネダ監督のもとで新潟のヘッドコーチを務めていたエルナンデス氏だった。
今から約11年前の2014年2月18日、バルセロナのプレベンハミン(7歳以下のカテゴリー)のスカウトを担当していたエルナンデス氏は、同じカタルーニャ州を拠点とするチーム『CFラ・トレタ』を視察していた際、年上の選手に混ざってプレーしていたヤマルに目を奪われた。ヤマルが2007年生まれのプレベンハミン年代の選手だと知ると、同氏はすぐに車へ乗り込み、急いでバルセロナの関係者に「2007年生まれの少年を見に来て欲しい。彼の名はラミン・ヤマルだ」とメールを送信したという。
しかし、ヤマルが所属していた『CFラ・トレタ』は、バルセロナと同じ州のライバルであるエスパニョールが提携しており、ヤマルをエスパニョールのトライアルに参加させる予定があることが判明。そこでエルナンデス氏はヤマルが他のクラブに流失しないよう、大至急でバルセロナのテストを受けられるように手配したという。
ヤマルの才能は他を圧倒していた。エルナンデス氏はヤマルとの契約を振り返り、「(彼のプレーを見た瞬間に)急ぐ必要があると気づいたんだ」とスペインの配信番組『Jijantes』でコメント。また、当時ラ・マシアの要職にいたアルベル・プッチ・オルトネダ氏も「10分でヤマルをバルサと契約させないといけないと感じた」とスペイン人ジャーナリストのジェラール・ロメロ氏に説明している。
その後、ヤマルは『CFラ・トレタ』に戻ることなくバルセロナでのトレーニングを続け、最終的にバルセロナへの加入が決定。
“神童”ヤマルの物語はかつて新潟でヘッドコーチを務めたエルナンデス氏の働きかけから始まったとスペインメディア『RELEVO』は伝えた。
なお、アルベル氏は2023年6月にFC東京の監督を退任後、プロクラブの指導から離れている。一方、エルナンデス氏は現在ヘタフェのリザーブチームで、ガビ監督(現役時代はアトレティコ・マドリード、スペイン代表でプレー)のもと、アシスタントコーチを務めている。
【プレー動画】エルナンデス氏が導いたバルサFWラミン・ヤマルの今季プレー集
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