ラ・リーガ第26節が現地時間2日に行われ、バルセロナはレアル・ソシエダと対戦した。
6連勝としたバルセロナは勝ち点を「57」まで伸ばし、ラ・リーガ首位の座をキープ。2位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差はわずかに「1」だが、第21節終了時点で「7」ポイント差をつけられていたレアル・マドリードを現在は「3」ポイント差で上回り、優勝争いを優位に進めている。
今シーズンのバルセロナの最大の特徴は何と言ってもその圧倒的な攻撃力だろう。ハイプレス、ハイラインを基盤とした“撃ち合い上等”とも言えるフリック監督の戦術は、ここまでの公式戦40試合でチームに合計124ゴールをもたらしている。データサイト『Opta』によると、ラ・リーガのチームがシーズン最初の40試合で挙げた得点数としては1959-60シーズンレアル・マドリードに次ぐ史上2番目の数字だという。
また、レアル・ソシエダ戦でG・マルティンとカサドがネットを揺らしたことにより、今シーズンの全公式戦を通じたスコアラーは合計19人に。欧州5大リーグでこれより多くのスコアラーを抱えているのはベティスだけだという。スペイン代表FWラミン・ヤマル、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ、ブラジル代表FWハフィーニャが形成する強力な“前線トリオ”が注目されがちではあるが、このデータが示していることは、フリック監督率いるバルセロナがどこからでもゴールを奪えるチームであるということだろう。
今後は2011-12シーズンにジョゼップ・グアルディオラ監督(現:マンチェスター・シティ)率いるチームが打ち立てた「191ゴール」という21世紀に入ってからのクラブ最多得点記録や、同じシーズンにレアル・マドリードが樹立した「121ゴール」というラ・リーガ最多得点記録の更新への期待がかかる。
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