マンチェスター・ユナイテッドがクリスタル・パレス所属のフランス代表FWジャン・フィリップ・マテタに関心を寄せているようだ。6日、『スカイスポーツ』や『ミラー』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 昨年11月から指揮を執るルベン・アモリム監督の下でも成績が上向かず、プレミアリーグでは第27節終了時点で勝ち点「33」の14位に留まっているマンチェスター・ユナイテッド。デンマーク代表FWラスムス・ホイルンドとオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーが目立った成績を残せていないことから、今夏の移籍市場での優先事項はストライカーの補強と見られており、複数選手への関心が明らかになっている。

 今回の報道によると、日本代表MF鎌田大地のチームメイトであるマテタもマンチェスター・ユナイテッドが動向を注視している選手の一人だという。現在27歳の同選手はリヨンやマインツを経て2021年1月にクリスタル・パレスへ加入し、ここまで公式戦通算139試合で44ゴール9アシストをマーク。今シーズンもここまで15ゴール3アシストを挙げるなど、前線の主軸として活躍している。

 マンチェスター・ユナイテッドはクリスタル・パレスの直近3試合にスカウトを派遣し、マテタのプレーを分析していたとのこと。機動力やハードワークを惜しまない姿勢などが高く評価されており、アモリム監督のシステムにも適応可能と見られているようだ。なお、クリスタル・パレスの要求額は5000万ポンド(約95億円)以上と報じられている。

 一方で、アモリム監督のスポルティング時代の教え子であるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュについても、マンチェスター・ユナイテッドは今夏の獲得候補としてリストアップしている模様。しかし、複数のクラブが関心を寄せてることや、選手本人がチャンピオンズリーグ(CL)でのプレーを希望していることを考慮すると、現時点で獲得への望みは薄いと『ミラー』は指摘している。
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