ホームの浦和は今季、大型補強で注目を集めたものの、直近3試合は精彩を欠いた内容で未だ勝利なしという状況。
立ち上がりは鋭い出足を見せた浦和が岡山ゴールへと迫っていく。しかし、岡山も素早い攻守のトランジションを見せて対応。決定機までは持ち込ませない。前半途中からは浦和がボールを保持して押し込む時間帯が長くなる。41分には中に入った関根貴大のところでズレを作って攻め込み、最後はボックス左で待ち構えるチアゴ・サンタナがゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でノーゴールに。前半はゴールレスのまま終了した。
迎えた後半も浦和が鋭い出足を見せると49分、左サイドでのスローインの流れから逆サイドに展開。タッチライン際でボールを受けた金子拓郎から前方のスペースに走り込む安居海渡へ。安居のクロスは対応したDFの足に当たってディフレクトするも、そのボールにいち早く反応したチアゴ・サンタナが右足でシュートを流し込み、ホームの浦和が今季初めて先手を奪った。
1点のビハインドを負った岡山は、ルカオと木村太哉を入れて2トップに。
なお、この試合に先発した浦和のGK西川周作がJ1通算200試合目の無失点試合を達成。自ら更新し続けている無失点記録を大台に載せた。両チームの次節は16日に行われ、浦和は敵地で鹿島アントラーズと、岡山はホームで川崎フロンターレと対戦する。
【スコア】
浦和レッズ 1-0 ファジアーノ岡山
【得点者】
1-0 49分 チアゴ・サンタナ(浦和)
【動画】これぞストライカー!チアゴ・サンタナが決勝弾