アメリカ代表を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が、古巣であるトッテナムへの復帰願望を告白した。18日、イギリスメディア『スカイ』がコメントを伝えている。


 現在53歳のポチェッティーノ監督は、現役時代にエスパニョールや母国アルゼンチンのニューウェールズなどでプレー。引退後はエスパニョールで指導者デビューを飾り、サウサンプトンでの指揮を経て2014年5月にトッテナムの監督に就任した。2015-16シーズンから3年連続でチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するなど好成績を収め、2018-19シーズンには本大会の決勝に進出。退任後はパリ・サンジェルマンとチェルシーを率い、昨年9月からアメリカ代表の指揮官を務めている。

 今回『スカイ』のインタビューに応じたポチェッティーノ監督は、「何かがうまくいかないときは一度立ち止まり、違う視点で考えることが大切だと思う。それが両者にとって最善の決断だった」とトッテナムの指揮官退任が正しい選択であったと強調。自身初となる代表チームの指導については「とてもワクワクしているよ。自分にとって正しい決断だったと思うし、今は本当に楽しんでいる。毎日、新しいことに取り組み、新しい感情を発見できるのがすごく刺激的なんだ」と語りながら、「これまでの仕事とはまったく違うし、まるで未知の世界に飛び込んだような感覚だ。でも、この状況を本当に楽しめているよ」と口にした。

 また、「クラブを去ったときのインタビューで『いつかトッテナムに戻りたい』と言ったのを覚えている」と述べつつ、「今はアメリカにいるし、この話について深く語るつもりはないよ。でも、あの時言ったことは6年経とうが5年経とうが今でも心の中で変わらずに感じている。
そう、いつかまた戻りたいと思っているんだ」と古巣への復帰願望を打ち明けている。
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