NECに所属する佐野航大が、11日に行われたエールディヴィジ第29節RKC戦で、ゴールを記録した。

 ここまで8勝6分14敗の成績で、勝ち点「30」を獲得し、10位につけるNEC。
3試合ぶりの白星を目指す今節は、本拠地『ホッフェルト・スタディオン』に、4勝7分17敗の勝ち点「19」で最下位に沈むRKCを迎える。NECに所属する佐野航大、塩貝健人はスターティングメンバーに名を連ね、小川航基は負傷の影響もあってメンバー外だった。

 試合はスコアレスで折り返した後半のキックオフ直後に動く。NECのボールで後半がスタートすると、キックオフ時に佐野がボールを下げ、カルヴィン・フェルドンクが左サイドへ展開。ボールを受けたバサル・オナルがドリブルで縦へ仕掛け、マイナスへ折り返すと、このボールはクリアされたものの、セカンドボールに佐野が反応。ダイレクトで左足を振り抜くと、狙い澄ました一撃がゴールネットを揺らした。

 後半開始から15秒後に生まれた佐野のゴールで、NECが先手を取ったものの、79分には左サイドを破られ、ミヒール・クラマーにヘディングシュートを決められる。これで試合は振り出しに戻り、後半アディショナルタイムに突入したものの、このままタイムアップとはならなかった。

 ペナルティエリア手前右寄りの位置で顔を上げたソンチェ・ハンセンが、左足でインスイングのボールを送ると、ブライアン・リンセンが頭でわずかにコースを変え、ヘディングシュートを沈める。2024シーズンまで浦和レッズでプレーしていたストライカーが、交代起用に応える今季2点目をゲットし、NECが土壇場で勝ち越しに成功。試合は2-1でタイムアップを迎え、NECは3試合ぶりの白星を手にした。

 佐野はフル出場を果たし、エールディヴィジ開幕戦のトゥウェンテ戦(●1-2)以来となる今季2点目を記録。
塩貝は60分、最終的に決勝点を奪うこととなるリンセンとの交代でピッチを後にした。

 次節、NECは27日に敵地でヘーレンフェーンと、RKCは25日にホームでユトレヒトと、それぞれ対戦する。

【スコア】
NEC 2-1 RKC

【得点者】
1-0 46分 佐野航大(NEC)
2-1 79分 ミヒール・クラマー(RKC)
2-1 90+2分 ブライアン・リンセン(NEC)
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