日本代表通算38キャップのGK権田修一が、ハンガリー1部デブレツェニでの公式戦デビューを果たした。

 現在36歳の権田は、FC東京やサガン鳥栖、ポルティモネンセ(ポルトガル)などでもプレーし、2022シーズンからは清水エスパルスに在籍。
同クラブのJ1復帰に貢献したが、2024シーズン限りで退団し、しばらく無所属が続いていた。

 正GKを務めたFIFAワールドカップカタール2022以降、日本代表選出から遠ざかる権田は、2026年のW杯メンバー入りを目指し、海外挑戦を決意。正GKの負傷で緊急補強を要していたデブレツェニと、3月末に契約を結んだ。

 加入後2試合はベンチを温めていた権田だが、19日のネムゼティ・バイノクシャーグI(リーグ戦)第28節ZTE戦で先発の機会が訪れる。権田は時折好セーブを披露したものの、今季リーグ最多失点の守備陣は耐えきれずに3失点。それでも、デブレツェニは終盤に勝ち越す劇的な展開で4-3の打ち合いを制し、降格圏から脱出した。

 権田は試合後に自身の公式Instagramを更新し「昨年末からこの試合まで僕の事をサポートしてくれた全ての人に心から感謝を伝えたいです。やっとスタートラインに立てました。あとは前に進むだけ!」と、デビューの喜びと今後への意気込みを示した。




【ハイライト】デブレツェニ 4-3 ZTE

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