今シーズンよりアントニオ・コンテ監督が指揮を執るナポリは、ここまでの33試合を21勝8分4敗という成績で終えて2位につけている。
開始早々の7分にスコアが動く。ジョバンニ・ディ・ロレンツォがボックス内右へ絶妙なスルーパスを送ると、走り込んだアンドレ・フランク・ザンボ・アンギサがグラウンダーで折り返し、最後はスコット・マクトミネイが押し込んでネットを揺らす。ナポリが首位奪還へ幸先の良いスタートを切った。
先制後のナポリは7割近いボール保持率を記録。両ウイング(WG)のマッテオ・ポリターノとレオナルド・スピナッツォーラが大きくワイドへ開いた形を取りつつ、中央ではロメル・ルカクが起点を作り、追加点のチャンスをうかがう。41分、トリノ守備陣を左右に揺さぶったところから、右WGのポリターノが縦方向に仕掛けてゴール前に柔らかいクロスを供給。これにマクトミネイがダイレクトボレーで合わせ、リードを2点に広げた。
後半の立ち上がりはナポリに攻め込まれる場面もあったナポリだが、集中した守備で枠内へのシュートを許さない。
その後も試合を優位に進めたナポリだったが、ラストパスの精度を欠く場面が多く、3点目は奪えず。それでもトリノに1本たりとも枠内シュートを打たせず、2-0で試合を締め括った。ナポリはこれで3連勝を達成し、インテルに「3」ポイント差をつけて首位に浮上した。次節、ナポリは5月3日にアウェイでレッチェと、トリノは同2日にホームでヴェネツィアと対戦する。
【スコア】
ナポリ 2-0 トリノ
【得点者】
1-0 7分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)
2-0 41分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)