昨年夏にバルセロナの指揮官に就任したハンジ・フリック監督は、ここまで順調なシーズンを過ごしている。手腕を発揮し、1月にスーペルコパ・デ・エスパーニャを制すると、26日にはコパ・デル・レイ優勝を果たした。さらにリーグ戦では、2位レアル・マドリードに勝ち点差「4」をつけて首位を走っており、UEFAチャンピオンズリーグでも準決勝に駒を進めている。
就任初年度で“4冠”の可能性を残すフリック監督は、2026年6月まで契約を結んでいる。スペイン『マルカ』などは、バルセロナ首脳陣が早くも契約延長に動いていることを指摘しており、新契約締結は確実視されている。
そんな状況のなか、ラポルタ会長は「フリック監督は、我々ができるだけ長く続けたいことを理解している。彼は人間的にも指導者として優れており、クラブに適した人物だ」と語り、人柄と今シーズンのパフォーマンスを評価。「彼は1年ごとに契約を更新することを好む。我々は、今シーズンと来シーズンをハンジとともにする」と続け、現行契約後の具体的な延長に関しては明言しなかった。