マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、今シーズンを振り返るとともにFAカップ優勝へ向けて意気込みを語った。15日、イギリス『BBC』が同選手のコメントを伝えている。


 マンチェスター・シティは、負傷者が相次いだ影響もあり、中盤戦にかけて公式戦5連敗を喫するなど苦境の時を過ごした。年明けからは徐々に復調の兆しを見せ、4月以降は公式戦8試合で6勝2分けの成績を残し、プレミアリーグでは4位につけ、FAカップ決勝進出を決めている。

 今シーズンここまで公式戦41試合に出場し、30ゴール4アシストを記録するハーランドは、「今シーズンは厳しいシーズンだった。こんなにも負けるのは良くないことだ。退屈で楽しくもなかった。だからこそ、いい形でシーズンを終えて、トロフィーを獲得する必要がある」とコメント。「4年連続でリーグタイトルを獲得したチームは、5連覇をしなければ成功したシーズンとは言えない。それが僕らが設定した基準だ」と続け、リーグ制覇を逃した責任を口にした。

 また同選手は、今シーズン低迷した理由については「安定したプレーができなかった。ただそれだけだ。ビッグマッチではより良いパフォーマンスを発揮しなければならない。シーズン通してケガ人が出たことは確かだが、言い訳にするべきではない。
このリーグでは、ベストコンディションでないと勝つことはできない」と語っている。

 17日にはFAカップ決勝でクリスタル・パレスと対戦する。ハーランドは決勝戦の相手について「対戦するのが難しいクラブ」と印象を伝えつつ、「質の高い選手を擁する素晴らしいチームだ」との評価を下し、警戒心を示した。
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