クリスタル・パレスに所属する日本代表MF鎌田大地が、FAカップを優勝した喜びを口にした。

 FAカップ決勝が17日に行われ、クリスタル・パレスはマンチェスター・シティと対戦。
16分にエベレチ・エゼが先制点を決めると、この1点を最後まで守り切ったクリスタル・パレスが1-0で勝利を収め、クラブ史上初となる主要トロフィーを獲得した。

 この試合に先発出場した鎌田は先制点の組み立てにも関与したほか、守備でもシュートブロックをするなど、フル出場でFAカップ初制覇に大きく貢献を果たした。なお、イギリスメディア『Squawka』は、鎌田がFAカップ決勝に先発出場して優勝を果たした初の日本人選手になったことを伝えている。

 試合後、『U-NEXT』のフラッシュインタビューに応じた鎌田は「すごい難しい試合になりましたけど、勝てて良かった。1位と2位では大きな差があると思う。内容云々よりも本当にファン、チーム皆で勝ち取った勝利かなと思います」と振り返った。

 また、FAカップ決勝で先発出場して初めて優勝した日本人選手になったことには「新しい歴史を作れることは自分のキャリアにとって素晴らしいことだと思う。いろいろな方々に覚えてもらうことができると思う。常に最初というのは多くの人の記憶に残ると思うので、今はあんまり達成感はないですけど、すごい嬉しいです」と喜びを語った。

 一方、22パーセントの支配率にとどまるなど、主導権を握られた展開について鎌田は「先制点が早めにきたので、カウンターでうまく自分たちのシチュエーションを作れるかなと思っていた。あんなにサンドバック状態になるとは思っていなかった」と予想していたよりも苦しい展開が続いたことを明かしつつ、「カップ戦なんで勝てばなんでもいいと思いますけど、内容自体はあまり褒められるものではなかったと思います」と率直な感想を口にした。


【ハイライト動画】クリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ

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