マンU再建に挑むアモリム監督「大規模なチーム編成は必要ない」…来季は“小さな目標”から再出発
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　マンチェスター・ユナイテッドを率いるルベン・アモリム監督が、来シーズンに向けたビジョンを語った。27日、イギリス『スカイスポーツ』が同指揮官のコメントを伝えている。


　今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドはリーグ戦での低迷に加え、UEFAヨーロッパリーグ（EL）決勝でもトッテナムに敗れ、苦境のシーズンとなった。このような状況のなか、昨年11月に指揮官に就任したアモリム監督は、「チャンピオンズリーグへの出場がなければ、大規模なチーム編成は必要ない」と語り、クラブ再建に向けた考えを明かしている。

　現在、ウルヴァーハンプトンに所属するブラジル人FWマテウス・クーニャの獲得が目前に迫っているとも報じられているが、同監督は補強の方向性についても言及。「チームをよりうまくコントロールできると思う。補強する可能性もあるが、我々の大きな計画はチームを強くし、アカデミーを充実させることだ」と述べ、目先の成功よりも長期的な視点に立ち、改革を推し進める姿勢を示した。

　そしてポルトガル人指揮官は、今後もクラブにが困難が待ち受けていることを認めながらも、「チーム一丸となることが大事だ」とし、選手たちと共に前進することの大切さを強調。即時の結果を求める声も根強いマンチェスター・ユナイテッドだが、アモリム監督は以下の語り、将来の成功に目を向けた。

「人々はマンチェスター・ユナイテッドがトップにいることを期待するだろう。しかし、私たちは状況を理解しなければならない。チームには大きな目標を考えてほしいとは思わない。ただその試合に勝利し、それから次の試合に臨むという小さな目標だけを考えてほしいんだ」
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