33歳MFジョルジーニョ、今季限りでアーセナル退団を表明「ありがとう」

　アーセナルに所属するイタリア代表MFジョルジーニョが、今季限りでの退団を表明した。

　現在33歳のジョルジーニョはブラジルで生まれ、15歳のときにイタリアへ移住し、ヴェローナでプロデビューを飾り、ナポリやチェルシーでも活躍。チェルシーではチャンピオンズリーグ（CL）やヨーロッパリーグ（EL）制覇にも貢献した。そして、2023年1月にアーセナルに移籍し、今季は27試合に出場するなど、ここまで公式戦通算79試合出場で2ゴール3アシストを記録している。

　そんなジョルジーニョは現行契約が2025年6月30日までで、1年の延長オプションが付随しているものの、現状は今季限りとなっていることから、去就には注目が集まっていたなか、自身の公式インスタグラムを更新し、次のようにアーセナルを離れることを明らかにした。

「シーズンは時に単なるフットボール以上のものにだってなる。それは瞬間、人々、そして成長のすべてによってね。自分よりも大きな何かの一部だと感じることが重要なんだ。アーセナルに加入した時、ただクラブに加わっただけではなく、家族の一員になったようだった。ハングリー精神、情熱、そして目的意識に満ちたチームだった」

「僕は持っているものすべてを捧げた。毎日、毎試合。結果だけのためではなく、このユニフォーム、ファンのためにね。皆さんのサポートはすべてだった。先発でも、ベンチでも自分に価値や愛があると感じさせてくれた。フットボールでは滅多にないことだし、そのことを決して忘れることはない」

「今はさよならを言う時だ。あるいは近いうちにまた会おう。まるで故郷のように感じられる場所では、別れは決して容易なことではない。でも、胸を張って、心を満たして旅立ちたいと思う。チームメイトの皆、僕を信頼して後押ししてくれたことに感謝している」

「監督、スタッフ、そして舞台裏で支えてくれたすべての人々、ピッチ上でもピッチ外でも、いつも優しさと愛を持って、僕を支えてくれたことに感謝している。そしてファンの皆、僕の名前を歌ってくれて、僕を信じてくれてありがとう。ありがとう、アーセナル。愛と敬意を込めて、ジョルジーニョ」

　なお、アーセナルを離れるジョルジーニョは、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、フリーでフラメンゴ（ブラジル）に加入する模様で、3年契約を締結した後、6月14日にから開幕するFIFAクラブワールドカップ2025にも出場することが伝えられている。