かつてユルゲン・クロップ氏の“右腕”としてチームを支えていたペピン・リンダース氏が、コーチとしてマンチェスター・シティに加わることになるようだ。30日、イギリスメディア『アスレティック』が報じている。


 2024-25シーズンは極度の不振に陥り、FAコミュニティシールド以外のタイトルを逃したマンチェスター・シティは、シーズン途中にジョゼップ・グアルディオラ監督との契約を2027年6月30日まで延長したことが発表された一方で、今月28日には元ヴィッセル神戸の指揮官でアシスタントコーチを務めていたフアン・マヌエル・リージョ氏をはじめ、イニゴ・ドミンゲス氏とカルロス・ビセンス氏の3名が退団したことを発表した。

 新たな視点やアイデアを取り入れるためにコーチングスタッフの刷新を実施したグアルディオラ監督は、後任として誰をコーチに招へいするかに注目が集まっているが、その中の1人にクロップ氏のかつての“右腕”を加えることになるようだ。

 今回の報道によると、ポルトやベシクタシュ、アヤックスなど複数クラブから関心が寄せられていたなか、リンダース氏はマンチェスター・シティのコーチングスタッフに加わることで合意に達したという。

 現在42歳のリンダース氏はPSVのユースやポルトのユースやトップチームでコーチを務めた後、2014年にリヴァプールのU-16コーチに就任。トップチームでもコーチを務めた後、2018年1月~5月にはNECで監督も歴任した。同年6月にリヴァプールに復帰して以降、クロップ氏が退任した2023-24シーズンまでリヴァプールでコーチを務めていた。

 その後、昨夏にはザルツブルク(オーストリア1部)の指揮官に就任したものの、12月16日に解任されて以降はフリーとなっていた。2度の在任期間でリヴァプールでは9年半を過ごしたリンダース氏だが、来季からはグアルディオラ監督の下で過ごすことになりそうだ。
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