日本代表FW上田綺世にフェイエノールト退団の可能性が浮上しているようだ。2日、オランダメディア『Voetbal International』が伝えている。


 現在26歳の上田は法政大学から鹿島アントラーズ、サークル・ブルッヘを経て、2023年夏にフェイエノールトへ完全移籍で加入した。初年度はメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(現:ミラン)のバックアッパーという位置付けに留まり、公式戦37試合で5ゴール2アシストをマーク。在籍2年目の今シーズンは負傷離脱がありながらも、ヒメネスの退団に伴って出番を増やし、公式戦31試合出場9ゴール2アシストという成績を残した。

 加入初年度のゴール数を上回り、来る2025-26シーズンは“エース”としての活躍も期待される上田だが、今夏にフェイエノールトを退団する可能性が浮上しているという。報道によると、クラブは日本代表ストライカーが十分なパフォーマンスを発揮しているとは考えておらず、度重なる負傷離脱も問題視しているとのこと。現行契約は2028年6月末まで残されているが、現時点で去就は不透明となっているようだ。

 なお、具体的なクラブ名こそ明かされてないが、上田にはプレミアリーグのクラブが関心を示している模様。今夏に適切なオファーが届いた場合には、新天地で再出発を図る可能性もありそうだ。

 他クラブへの移籍か、フェイエノールト残留か。FIFAワールドカップ26に向けた重要な1年となる2025-26シーズンを前に、上田の去就に注目が集まる。
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