プレミアリーグのチェルシーは4日、イプスウィッチからU-21イングランド代表FWリアム・デラップを獲得したと発表した。

 現在22歳のデラップは、2019年夏にマンチェスター・シティの下部組織に加入。
2020-21シーズンにトップチームデビューを飾ったものの、満足な出場機会を得られずにイングランド国内の複数クラブにレンタル移籍を繰り返した。2024年7月には、プレミアリーグ昇格を果たしたイプスウィッチへ完全移籍で加入。5年契約を結んでチームに加わると、イプスウィッチは最終的に1年で降格となったものの、デラップはリーグ戦37試合出場12ゴール2アシストを記録して攻撃陣を牽引した。

 以前からマンチェスター・ユナイテッドやニューカッスルなどによる関心が報じられていたデラップ。プレミアリーグの“注目株”に成長したストライカーは、チェルシー加入を希望しているとも噂されていたが、今回正式に同クラブへの加入が決定した。チェルシーの公式サイトによると、契約期間は2031年までの6年間。イギリスメディア『スカイ』は移籍金を3000万ポンド(約58億円)と伝えつつ、古巣であるマンチェスター・シティがセルオン条項により、移籍金の20パーセントを受け取ると説明している。

 チェルシーへの加入が決まったデラップはクラブ公式サイトで、「このクラブの規模の大きさを理解しているし、選手たちや監督とともにクラブがこれから進むべき方向が見えている」とコメント。「ここは自分にとって素晴らしい成長の場になるはずだ。ここで素晴らしい成果を出し、クラブがさらに多くのトロフィーを勝ち取る手助けをしたいと思っている」と意気込みを語った。
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