アル・アハリ・サウジに所属するスペイン人MFガブリ・ベイガが、欧州に復帰することが決定的になっているようだ。ポルトガルメディア『O Jogo』や移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏などが伝えている。


 現在23歳のベイガは、セルタの下部組織出身で、2020年9月に18歳にしてトップチームデビューを飾った。2022-23シーズンにはラ・リーガで36試合に出場して11ゴール4アシストを記録する活躍を見せ、一時はマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン(PSG)などのビッグクラブから熱視線を送られたほか、2023年夏にはナポリへの移籍が決定的だとも報じられていた。

 しかし、最終的に交渉は破談し、2023年8月にアル・アハリ・サウジに完全移籍となった。U-21スペイン代表にも選ばれていたベイガが21歳にしてサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)への移籍を決断したことは大きな話題を呼んだが、2024-25シーズンは公式戦46試合出場で8ゴール6アシストを記録する活躍を見せた。

 そんなベイガのアル・アハリ・サウジとの現行契約は2026年6月30日までとなっているなか、サウジアラビアでの2年を経て、早くも欧州に復帰することになるようだ。

 今回の報道によると、ポルトがベイガを獲得することでアル・アハリ・サウジと合意に達したという。移籍金は1500万ユーロ(約24億円)で、さらにゴール数に応じて最大400万ユーロ(約6億5300万円)の追加オプションが付随する契約になると見られている。

 なお、メディカルチェックを終えた後にポルトへの移籍が完了する模様で、ベイガは6月14日から開幕するFIFAクラブワールドカップ2025で新天地デビューすることが期待されている。
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