2次予選は6戦全勝無失点とパーフェクトな出来で堂々の首位通過を果たし、最終予選でもここまで6勝2分と無敗を維持する日本代表。オーストラリア代表の本拠地に乗り込んだ今節は、9名の選手が最終予選に入って初スタメンと、フレッシュな面々が先発に名を連ねた。
試合は序盤から日本代表がボールを保持したものの、攻めあぐねたまま前半の45分間が終了。後半に入ってからも決定機と呼べるようなシーンは限られており、守備陣形を崩さないオーストラリア代表相手に手を焼くと、90分には左サイドを崩されて痛恨の失点。試合はこのまま0-1でタイムアップを迎え、オーストラリア代表相手に16年ぶりに敗北し、今予選を通しての初黒星を喫した。
右ウイングバックのポジションでフル出場した平河は、「チームとしてやりたいことを体現して、ミドルゾーンまではしっかりと運べたなかで、アタッキングゾーンで攻撃を繰り出す回数を増やすこと、シュートの本数を増やすことなど、チームの課題は見つかりました」と攻撃面の狙いに言及しつつも、個人として、「それらの部分でチームを活性化できれば良かったです」と悔しさを露わにする。
また、ハーフタイム明けにはMF俵積田晃太(FC東京)とともに、森保一監督からHTの指示「自分の特徴をもっと出してほしいというところと、相手をピン留めするために、もう少し高い位置を取ってほしい」との指示を受けていたという。
平河個人としては、37分にはきわどいミドルシュートを放つなど、右サイドから打開を試みたが、チームを勝利へ導くことはできず。結果としては黒星となり、悔しい日本代表デビュー戦となったが、「最後に失点をして、0-1で終わるのもサッカーの一つだと思いました。これからもっと試合を重ねて、個人的にもっと成長できればと思います」と今後を見据えた。
次戦は10日(火)19時35分~、ホームでインドネシア代表と対戦する。
【ゴール動画】オーストラリア代表が“ワンチャンス”を活かす