ポルトは5日、アル・アハリ・サウジからスペイン人MFガブリ・ベイガが完全移籍で加入したことを発表した。背番号は「17」に決定した。


 発表によると、ポルトはベイガの経済的権利の90パーセントを移籍金1500万ユーロ(約25億円)の固定額に加え、一定の目標達成度に応じて最大400万ユーロ(約6億5800万円)の追加オプションが付随する契約で取得したという。なお、契約期間は2030年6月30日までとなる5年契約で、6500万ユーロ(約107億円)の契約解除条項が付随していることも明らかになっている。

 現在23歳のベイガは、セルタの下部組織出身で、2020年9月に18歳にしてトップチームデビューを飾った。2022-23シーズンにはラ・リーガで36試合に出場して11ゴール4アシストを記録する活躍を見せ、一時はマンチェスター・シティやパリ・サンジェルマン(PSG)などのビッグクラブから熱視線を送られたほか、2023年夏にはナポリへの移籍が決定的だとも報じられていた。

 しかし、最終的に交渉は破談し、2023年8月にアル・アハリ・サウジに完全移籍となった。U-21スペイン代表にも選ばれていたベイガが21歳にしてサウジ・プロフェッショナルリーグ(SPL)への移籍を決断したことは大きな話題を呼んだが、2024-25シーズンは公式戦46試合出場で8ゴール6アシストを記録する活躍を披露。現行契約が2026年6月30日までとなっていたなか、2年ぶりに欧州に復帰することが決まり、6月14日から開幕するFIFAクラブワールドカップ2025で新天地デビューすることになりそうだ。
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