フランス代表FWラヤン・シェルキの獲得をめぐり、マンチェスター・シティがリヨンへ提示した最初のオファーは断られたようだ。6日、ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者が報じている。


 リヨンの下部組織出身のシェルキは、2019年10月にわずか16歳でトップチームデビューを飾ると、ここまで公式戦185試合に出場。今シーズンは、全コンペティションで12ゴール20アシストを記録し、見事なパフォーマンスを披露した。

 そんなシェルキは、今夏の移籍市場でステップアップを噂されており、複数のビッグクラブがその動向に注目。現在は、マンチェスター・シティが移籍先の有力候補とされ、すでに2030年までの5年契約を結ぶことで合意しているとも伝えられている。

 しかし、マンチェスター・シティとリヨンのクラブ間では移籍金について未だ交渉が続いている。『スカイスポーツ』のプレッテンベルク記者は、「リヨンはマンチェスター・シティからの最初のオファーを拒否した」と報道。同選手の移籍金は3500万ポンド(約68億円)から4000万ポンド(約78億円)となることが見込まれており、同氏は「今は2回目のオファーを用意し、交渉は継続中」と付け加えた。

 クラブ間合意を待つシェルキは、現況を楽観視。5日に行われたUEFAネーションズリーグのスペイン戦後には、「(交渉は)終わりに近づいている。僕の答えはみんなも知っているだろう。でも、まだ試合が残されているから、全力を尽くさないとね」と語り、マンチェスター・シティへの移籍が近づいていることを示唆している。
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