ローマでアドバイザーを務めるクラディオ・ラニエリ氏は、イタリア代表新監督のオファーを辞退した。10日、イタリアの通信社『ANSA通信』が同氏のコメントを伝えている。


 イタリア代表を率いるルチアーノ・スパレッティ監督は8日、FIFAワールドカップ2025・欧州予選のモルドバ代表戦の前日会見に出席。イタリアサッカー連盟(FIGC)によって、自身がイタリア代表監督から解任されたことを明かした。

 その後任候補として、2024-25シーズン途中からローマを指揮し、現在は同クラブのアドバイザーを務めるラニエリ氏の名前が挙がっていた。しかし、同氏はFIGCからのオファーを辞退した。

 現在73歳のラニエリ氏は、その理由を「この機会を与えていただいたグラヴィーナ会長(※グラヴィーナ・ガブリエーレ/FIGC会長)に感謝いたします。大変光栄に思います。しかし、私は熟考した結果、新たな役割においてローマに全面的に協力することを決意しました」と説明した。

 また、「フリードキン夫妻(※ダン・フリードキン氏と妻のデブラ・フリードキン氏/ローマのオーナー)は、代表チームに関するあらゆる決断を支持し、支援してくれましたが、私自身による決断です」と、自身の意志でイタリア代表新監督のオファーを辞退したことも明かした。

 なお、イタリア代表新監督の候補として、現在サウジアラビアのアル・ナスルを率いるステファノ・ピオリ氏の名前が挙がっている。


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