セルティックは10日、アーセナルからスコットランド代表DFキーラン・ティアニーを完全移籍で獲得したことを発表した。2030年6月までの5年契約を締結している。


 現在28歳のティアニーは、セルティックの下部組織出身で2015年4月にトップチームデビューを飾った。2019年夏にアーセナルへ完全移籍を果たすと、2023-24シーズンには、出場機会を求めレアル・ソシエダにレンタル移籍を経験。今シーズンはクラブに復帰したものの、序列を覆すことはできず、途中出場を中心に公式戦20試合の出場に留まった。

 今冬の移籍市場でも、セルティック復帰の噂が取り沙汰されたが、最終的に残留。しかしアーセナルとの現行契約は2025年6月までと、今夏のフリーでの退団が確実視されており、同クラブは4日、契約満了に伴い、ティアニーが今シーズン限りで退団することを発表していた。

 そしてティアニーは、かねてより噂されていた古巣への帰還が決定。セルティックを率いるブレンダン・ロジャーズ監督は、「キーラン(ティアニー)を迎えることができて、とてもうれしい。彼はとても才能豊かで質の高い選手であり、チームにとって大きな戦力となる」とコメントを残した。

 ティアニー自身も少年時代から過ごしたチームへの復帰が決まり、「またセルティックのユニフォームを着ることができてうれしい」と語ると、「クラブのためにベストを尽くしたい。セルティックがトップの地位を維持し、トロフィーを勝ち取り続け、できるだけ良い成績を残すことができるように貢献したい」と意気込みを示している。
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