FIFAワールドカップ26南米予選第16節の5試合が10日に各地で開催された。

 勝ち点「10」で予選最下位となっているチリ代表は、8位ボリビア代表に0-2で敗れたことで、プレーオフ出場圏内となる7位入りする可能性が消滅。
これにより、チリ代表は3大会連続でW杯出場権を逃すこととなった。

 ウルグアイ代表は43分にロドリゴ・アギーレのゴールで先制すると、47分にジョルジアン・デ・アラスカエタが追加点を挙げ、2-0でベネズエラ代表を下し、W杯本大会出場まであと一歩となっている。

 アルゼンチン代表とコロンビア代表の一戦は、24分にルイス・ディアスが華麗なドリブル突破から先制点を決め、コロンビア代表がリードを手にすると、70分にエンソ・フェルナンデスがハイキックにより、一発退場となったものの、81分にティアゴ・アルマダが同点弾を決め、数的不利のアルゼンチン代表が追いついて、1-1のドローに終わった。

 カルロ・アンチェロッティ監督が就任したブラジル代表は44分のヴィニシウス・ジュニオールの先制弾が決勝点となり、1-0でパラグアイ代表を下し、新体制初白星を飾った。この結果、今大会の予選は苦しんだものの、2試合を残して7位ベネズエラ代表との勝ち点差が「8」となり、第1回大会から23大会連続でのW杯本大会出場が決定した。

 エクアドル代表はペルー代表と対戦し、75分にアラン・フランコが2枚目のイエローカードで退場となったものの、0-0のドローに終わった。それでも、勝ち点「25」に積み上げたことで、ブラジル代表と同じくW杯出場権を手にしている。なお、エクアドル代表にとっては2大会連続5回目のW杯出場となる。

 残り2試合となっている南米予選は9月に開催される。

■W杯南米予選第16節
ボリビア代表 2-0 チリ代表
ウルグアイ代表 2-0 ベネズエラ代表
アルゼンチン代表 1-1 コロンビア代表
ブラジル代表 1-0 パラグアイ代表
ペルー代表 0-0 エクアドル代表

■W杯南米予選 順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 アルゼンチン(35/+19)
2位 エクアドル(25/+8)
3位 ブラジル(25/+5)
4位 ウルグアイ(24/+7)
5位 パラグアイ(24/+3)
6位 コロンビア(22/+4)
───W杯本大会ストレートイン───
7位 ベネズエラ(18/-2)
──────プレーオフ出場──────
8位 ボリビア(17/-16)
9位 ペルー(12/-11)
10位 チリ(10/-15)


【動画】華麗なドリブル突破からゴールを決めたコロンビア代表FWルイス・ディアス

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