アーセナルがスポルティングに所属するスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュに引き続き関心を寄せているようだ。12日、イギリス紙『ミラー』やポルトガル紙『レコルド』が伝えている。


 今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指しているアーセナル。“トップターゲット”とされていたスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクは、ニューカッスルがチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保したことから獲得困難との見方が強まっており、ギェケレシュとライプツィヒに所属するスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコが最有力候補となっている。

 直近ではシェシュコ獲得の可能性を探るべく、ライプツィヒとの交渉に臨んでいることが明らかになっていたアーセナルだが、ギェケレシュへの関心も失ってはいないようだ。報道によると、同クラブの幹部がギェケレシュの代理人を務めるハサン・チェティンカヤ氏との会談に臨んだとのこと。話し合われた内容については明らかになっていないが、選手側とスポルティングは近日中に正式なオファーが提示されることを期待しているという。

 なお、ギェケレシュに対してはアーセナルの他に、マンチェスター・ユナイテッドやユヴェントス、アトレティコ・マドリード、アル・ヒラルも関心を寄せているが、現時点でスポルティングに正式なオファーは届いていない模様。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は契約解除金の1億ユーロ(約166億円)には達しない見込みだが、スポルティングは6500万ユーロ(約108億円)程度とされていた“紳士協定”を超える金額を要求しているようだ。

 2023年夏のスポルティング加入後、公式戦102試合で97ゴールを挙げているギェケレシュ。欧州屈指の得点力を誇るストライカーは、今夏にどのクラブへ移籍することになるのだろうか。
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