レヴァークーゼンに所属するスイス代表MFグラニト・ジャカに移籍の可能性が浮上しているようだ。15日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 昨シーズンのブンデスリーガ無敗王者であるレヴァークーゼンは“変革の夏”を迎えている。チームに栄冠をもたらしたシャビ・アロンソ監督は退任し、古巣であるレアル・マドリードの指揮官に就任。ドイツ代表DFヨナタン・ターがバイエルン、オランダ代表DFジェレミー・フリンポンがリヴァプールへ移籍し、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツはプレミアリーグ史上最高額でのリヴァプール加入が決定的となっている。

 来る2025-26シーズンはエリック・テン・ハフ監督の下で再出発するレヴァークーゼンだが、さらなる主力流出の可能性が浮上しているという。報道によると、ボランチを主戦場とするジャカに対しミランが関心を寄せているとのこと。現行契約は2028年6月末までとなっており、テン・ハフ監督も残留を希望。ジャカ自身も今夏の退団を望んでいないが、高額のオファーが提示された場合には移籍が検討されるようだ。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、ミランはジャカへの関心を強めており、今夏の移籍市場でオファーを提示する予定と指摘。契約条件への検討と理解を深めるべく、今週中に面談が行われる見込みと伝えている。

 現在32歳のジャカは母国の名門バーゼルでプロデビューを飾り、ボルシアMGを経て加入したアーセナルでは公式戦通算297試合で23ゴール29アシストをマーク。2023年夏にレヴァークーゼンへ活躍の場を移すと、すぐさま中盤の主軸に定着し、ブンデスリーガ無敗優勝とDFBポカール制覇に大きく貢献した。クラブ通算ではここまで公式戦99試合出場6ゴール9アシストという成績を残している。


 なお、ミランは今夏の移籍市場にて、レアル・マドリード退団が決定しているクロアチア代表MFルカ・モドリッチの獲得を目指すと見られている。
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