現在39歳のジェコは今シーズン、フェネルバフチェで公式戦53試合に出場し、21ゴール8アシストを記録。年齢を感じさせないコンディションと得点力を披露し、シーズンを通して主力として活躍した。フェネルバフチェとの現行契約は6月30日で満了を迎えるため、その去就には注目が集まっていた。
以前からセリエA復帰の可能性が取り沙汰されていたジェコに対しては、ボローニャも関心を示していたものの、最終的にフィオレンティーナが獲得に成功した模様。報道によると、ジェコはフィオレンティーナと1年契約を締結し、年俸は180万ユーロ(約3億円)になると見られている。さらに、一定数の試合に出場すると、契約が自動的に1年間延長される条項も盛り込まれているという。
ジェコが世間に名を知らしめたのはヴォルフスブルク時代で、2008-09シーズンにクラブのブンデスリーガ初制覇に貢献。翌2009-10シーズンにはブンデスリーガ得点王に輝いた。その活躍が評価され、2011年1月にマンチェスター・シティへ移籍すると、その後はローマとインテルを経て、2023年夏にフェネルバフチェに加入していた。
なお、ジェコはローマとインテルで過ごした計8シーズンでセリエA通算267試合に出場し、107ゴール50アシストの成績を残している。ベテランストライカーが再びイタリアの地でどのような活躍を見せるのか期待だ。