『レキップ』によると、エンバペは今年5月にPSGを相手取り、モラルハラスメントおよびサイン強要未遂の訴えを起こしていた。特に2023-24シーズンの開幕時、クラブが放出を検討していた選手たちと一緒にトレーニングさせられた件について非難したという。同紙は「PSGで頻繁に行われているこの行為(ある選手を戦力外組と一緒にトレーニングさせること)については、すでに複数の調査が行われている」と伝えている。
エンバペはPSGとの新契約に同意しなかった後、戦力外組とのトレーニングを強いられている。同様のケースが続いたこともあり、2024年1月にはフランスのプロサッカー選手組合(UNFP)が「特定の選手を故意にトレーニングから外し、移籍金の最大化をはかるためにモラルハラスメントと恐喝行為を行っている」と非難した。
なお、エンバペは今回の件に加え、PSGと金銭的な紛争も抱えている。PSGから支払われるべきだと主張している合計5,500万ユーロ(約93億円)の給与およびボーナスを求める法廷闘争は、今もなお継続中だ。