バイエルンがリヴァプールに所属するコロンビア代表FWルイス・ディアスに関心を寄せているようだ。6月30日、ドイツメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


「10番」を背負うドイツ代表FWレロイ・サネの契約満了に伴う退団と、FIFAクラブワールドカップ2025終了後のガラタサライ加入が確定しているバイエルン。フランス代表FWキングスレイ・コマンの去就も依然として不透明となっていることから、今夏の移籍市場でウイング(WG)の補強を画策している。

 アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得を狙っていたものの、同選手はバルセロナと2031年6月末までの6年契約締結で個人合意に達した模様。バルセロナの財政難に起因する選手登録への疑念が払拭されれば、5800万ユーロ(約98億円)の契約解除金が支払われ、移籍が成立する見通しとなっている。

 こうしたことから、バイエルンはN・ウィリアムズの代替案として複数のアタッカーをリストアップ。ブライトンの三笘薫やフライブルクの堂安律ら日本人選手への関心も噂されていたが、L・ディアスも獲得候補となっているようだ。『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、バイエルンが左WGの補強に向けた動きを本格化させる中で、L・ディアスが最新の獲得候補として浮上。リヴァプールとの交渉は行われていないものの、今後も動向を注視していくものと見られている。

 バイエルンのウリ・へーネス名誉会長とクラブ幹部のカール・ハインツ・ルンメニゲ氏はL・ディアスの能力を高く評価している模様。現行契約は2027年6月末までとなっているが、リヴァプールは高額オファーが提示された場合には今夏の売却に応じる可能性もあり、バルセロナやアル・ナスルからの関心も明らかになっている。

 現在28歳のL・ディアスは母国のジュニオールFCやポルトを経て、2022年1月からリヴァプールで活躍。ここまで公式戦通算148試合で41ゴール23アシストをマークしており、2024-25シーズンのプレミアリーグ制覇にも大きく貢献した。

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