追加費用の構造をめぐって長期化していたアーセナルのギェケレシュ獲得交渉だが、ついにスポルティングと完全合意に達した模様。移籍金は固定費6350万ユーロ(約110億円)に1000万ユーロ(約17億円)の追加費用を加えた総額7350万ユーロ(約127億円)のパッケージになるという。現地時間26日土曜日にはメディカルチェックが実施される予定で、問題がなければ、ギェケレシュは2030年6月末までの5年契約を締結する見込みだ。
『アスレティック』のデイヴィッド・オーンスタイン氏によると、ギェケレシュはアーセナルで「14番」を背負う可能性が高いという。アーセナルの「14番」はクラブ歴代最多得点記録を持つ元フランス代表FWティエリ・アンリ氏を筆頭に、元イングランド代表FWセオ・ウォルコット氏、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンらが背負ったことで知られており、クラブのエースナンバーとされている。
現在27歳のギェケレシュは母国のブロマポイカルナでプロデビューを飾り、ブライトン、ザンクト・パウリ、スウォンジー、コヴェントリーで活躍。2023年夏に加入したスポルティングでは公式戦通算102試合出場97ゴール28ゴールという成績を残しており、プリメイラ・リーガ(ポルトガル1部リーグ)では直近2年連続で得点王に輝いた。
アーセナルは今夏の移籍市場で精力的に動いており、スペイン代表GKケパ・アリサバラガ、同MFマルティン・スビメンディ、デンマーク代表MFクリスティアン・ノアゴール、イングランド代表FWノニ・マドゥエケ、U-21スペイン代表DFクリスティアン・モスケラを獲得。今夏6人目の新戦力として待望のストライカーを迎えることが決定的となった。