現在25歳のJ・フェリックスは、2019年夏にアトレティコ・マドリードの史上最高額の移籍金1億2000万ユーロ(約208億円)でベンフィカから加入した。
2024-25シーズン前半戦は公式戦20試合出場で7ゴール1アシストを記録していたなか、出場機会が限られていた状況から、今年2月にミランに買い取りオプションが付随しない形でレンタル移籍を果たし、公式戦21試合出場で3ゴール1アシストを記録した。レンタル移籍満了に伴い、今夏にチェルシーに復帰したJ・フェリックスだが、エンツォ・マレスカ監督の構想には入っていない模様で、今夏の退団が見込まれている。
そんなJ・フェリックスには古巣のベンフィカから関心が寄せられており、同選手自身も復帰に前向きになっていることが噂されていたなか、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、アル・ナスルがベンフィカからハイジャックする形で同選手の獲得に向けて交渉を進めているという。
なお、アル・ナスルはすでにチェルシーに完全移籍のオファーを提出したほか、選手側にも契約条件を提示したとして、最終的な詳細は今後24~48時間以内に協議される予定で、合意に近づいていることが伝えられている。
また、イギリスメディア『GIVEMESPORT』などでジャーナリストを務めるベン・ジェイコブス氏によると、アル・ナスルはベンフィカを上回る入札をして交渉が進展。チェルシーは4000万ポンド(約79億円)以上を受け取る見込みとなっているようだ。
J・フェリックスとしても同胞であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと共にプレーできることから、アル・ナスルへの移籍に前向きになっているとも報じられているが、果たしてアル・ナスルは合意にこぎつけることができるのだろうか。