日本代表FW前田大然や同MF旗手怜央が所属しているセルティックは、今夏の移籍市場でアルビレックス新潟からDF稲村隼翔が加入したなか、今月19日には川崎フロンターレから山田を獲得したことを発表した。
そんな山田は26日に行われたプレシーズンマッチとなるコモ・カップでのアル・アハリ・サウジ(サウジアラビア1部)戦にベンチ入りすると、後半開始から出場して、新天地での初出場を果たした。試合は1-1で90分を終え、PK戦に突入すると、山田は5人目のキッカーとして勝負を決めるPKを左に決め、5-3でPK戦を制したセルティックの勝利に貢献した。
セルティックの選手として初めて試合に出場した山田について試合後、ロジャーズ監督は「新にとっては素晴らしい結果になった」と語りながら、賛辞を送った。
「クラブに加入したばかりだから、彼にとっては簡単なことではなかっただろう。彼は新しい文化と激しい強度のある新しい仕事のやり方のあるところにやってきた。しかし、トレーニングでは本当に懸命に取り組んでいる」
「残念ながら、先日の試合は出場させることができなかったけど、今夜は45分間出場させる予定だった。出場した後、彼は本当にハードワークしていたと感じた。落ち着いていたし、とても速く、力強かった」
また、ロジャーズ監督は「背後にも走り込みたがるけど、これまでの彼のプレーを少し見た限りでは、得点を決めるためにはもっと決定的な位置を取る必要がある。私たちは多くのチャンスを作り出すチームだからね」と山田に課題があることを明らかにしつつ、「でも、彼は力強くプレッシャーをかけることができる」と強みについても口にしている。
【動画】PK戦で最終キッカーを務めた山田新