ヴィッセル神戸30周年記念チャリティーマッチ『FRIENDLY MATCH』が27日に行われ、『ノエビアスタジアム神戸』でヴィッセル神戸とバルセロナが対戦した。

 神戸の創設30周年を記念して行われるこの試合。
一時は中止されるという発表もあったが、無事に予定通り開催された。

 J1首位の神戸は、チーム最多得点の宮代大聖やチーム最多アシストの佐々木大樹のほか、井手口陽介、扇原貴宏、エリキなど主力選手たちが先発出場。フルメンバーでこの一戦に臨んだ。

 対するバルセロナは2024-25シーズン、2年ぶり28回目のラ・リーガ優勝を果たした果たし、コパ・デル・レイとスーペルコパ・デ・エスパーニャも制覇。この試合では、新たに背番号「10」を背負うラミン・ヤマル、ペドリ、ハフィーニャのほか、新戦力のGKジョアン・ガルシアがスターティングメンバーに名を連ねた。

 試合は、積極的にボールホルダーへプレスをかけていく神戸に対し、バルセロナが巧みなパスワークでプレスをかわしていく展開となった。その後、バルセロナが神戸を押し込み、ボックス内へパスを出す場面が増えていく。一方の神戸も、ボール奪取からのカウンターで得点への道筋を探っていく。

 そして33分、バルセロナが先制する。左CKの流れから、エリック・ガルシアがこぼれ球を蹴り込んでネットを揺らした。しかし43分、神戸は中盤で佐々木がボールを奪うと、そのまま突破してシュート。GKガルシアがこれを弾いたものの、こぼれ球を拾った味方から宮代がパスを受け、鮮やかなターンからゴールに叩き込んで神戸が同点に追いついた。
このまま前半は1-1で終わった。

 ハーフタイムに、神戸は31分から途中出場した岩波拓也を除くすべてのメンバーを入れ替えた。バルセロナもメンバーをすべて交代し、フレンキー・デ・ヨングやダニ・オルモ、そしてマーカス・ラッシュフォードとルーニー・バルジの新戦力2名なども後半から出場した。

 後半もバルセロナがボールを支配してチャンスを作るが、神戸は得点を許さない。前半と比べてスローテンポで試合が進むなか、77分にスコアが動いた。ロベルト・レヴァンドフスキがボックス内までボールを持ち運ぶとバルジにパス。そのバルジがワンタッチで合わせたコントロールショットは、サイドネットを揺らした。

 さらに87分、岩波がクリアしたボールをペドロ・フェルナンデスがそのままシュート。バルセロナがリードを2点に広げた。このまま試合は終了。バルセロナが3-1で神戸に勝利した。

【スコア】
ヴィッセル神戸 1-3 バルセロナ

【得点者】
0-1 33分 エリック・ガルシア(バルセロナ)
1-1 43分 宮代大聖(ヴィッセル神戸)
1-2 77分 ルーニー・バルジ(バルセロナ)
1-3 87分 ペドロ・フェルナンデス(バルセロナ)


【動画】神戸vsバルセロナ プレー&ゴール集!










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