パリ・サンジェルマン(PSG)は、リールに所属するフランス代表GKリュカ・シュヴァリエ獲得へ動き出しているようだ。28日、フランスメディア『ル・パリジャン』が報じている。


 現在23歳のシュヴァリエは、リールの下部組織出身で、2020-21シーズンにトップチームへ昇格。2021-22シーズンは2部のヴァランシエンヌへレンタル移籍し、リーグ戦30試合に出場して経験を積んだ。復帰後はリールの守護神として君臨し、これまでにクラブ通算127試合に出場している。

 そんななか、フランス王者であるPSGが今夏、シュヴァリエに関心を示しているという。現在、チームの守護神を務めるジャンルイジ・ドンナルンマは2026年6月までの契約を結んでいるが、現時点で契約延長交渉に進展は見られず、クラブ側はこの状況に不満を抱えている模様。さらに、トルコの名門ガラタサライがドンナルンマに対して高額オファーを提示したとも報じられており、同選手の去就は不透明な状況となっている。

 そして『ル・パリジャン』によると、PSGとリールの首脳陣はすでに水面下で数日間に渡り連絡を取り合っているという。またシュヴァリエ獲得のためには4000万ユーロ(約69億円)の移籍金が必要とされている。

 一方で、同メディアは「事態は急速に進展する可能性がある」とも伝えており、ドンナルンマが最終的に契約延長に応じる可能性も否定できない状況となっている。
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