ニューカッスルがサウサンプトンに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの獲得に動いているようだ。28日、『アスレティック』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 報道によると、ニューカッスルは買い取りオプション付きレンタルでラムズデールを獲得するべく、サウサンプトンとの交渉に臨んでいるとのこと。サウサンプトンは完全移籍での売却または残留を望んでおり、レンタルで放出する場合にもレンタル料と買い取り金額を高額に設定したいと考えているという。未だクラブ間での合意には達していないものの、ラムズデールは移籍に前向きであり、交渉は今後も続く見通しだ。

 ニューカッスルは今夏の移籍市場で、現在33歳のイングランド代表GKニック・ポープに代わる新たな守護神を獲得を目指している。当初はバーンリーのプレミアリーグ昇格に大きく貢献したイングランド代表GKジェームズ・トラッフォードに強い関心を寄せていたが、同選手は古巣マンチェスター・シティへの復帰が決定的に。こうした状況を考慮し、ボーンマス時代にエディ・ハウ監督の指導を受けたラムズデールに白羽の矢を立てた模様だ。

 現在27歳のラムズデールはシェフィールド・ユナイテッドやボーンマスを経て、2021年夏にアーセナルへ加入した。2年間は正GKとして活躍したが、2023年夏に加入したスペイン代表GKダビド・ラヤに定位置を奪われ、翌年夏に出場機会を求めてサウサンプトンへ完全移籍。昨シーズンは公式戦32試合に出場したが、指揮官交代にも揺れたチームはプレミアリーグ最下位でチャンピオンシップ(2部)降格の憂き目に遭った。

 サウサンプトンとの現行契約は2028年6月末まで残されているが、今夏には日本代表MF田中碧が所属するリーズやトルコの名門ガラタサライからの関心も報じられており、去就に注目が集まっている。
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