今夏にスウェーデン代表FWアンソニー・エランガをニューカッスルに売却し、最大5500万ポンド(約109億円)の移籍金を手にしたノッティンガム・フォレスト。現在はこの資金でアタッカーの補強に動いており、ボローニャからスイス代表FWダン・ンドイを獲得することが決定的となっている。
報道によると、ノッティンガム・フォレストはエランガの退団を踏まえ、今夏に最低でも2人のアタッカーを獲得したいと考えているとのこと。ウルヴァーハンプトン(ウルブス)時代にヌーノ・エスピリト・サント監督の指導を受け、プレミアリーグでの実績豊富なトラオレがンドイに続く2人目の獲得候補として浮上しているようだ。未だ具体的な動きは見られていないものの、フルアムとのクラブ間交渉に向けた準備は整っているという。
現在29歳のトラオレは屈強な肉体と爆発的なスピードを誇るウイング(WG)。バルセロナのカンテラで育成年代を過ごすと、2013-14シーズンにトップチームデビューを飾り、その後はアストン・ヴィラやミドルスブラでプレー。2018年夏に加入したウルブスでは、途中バルセロナへのレンタルを経験しつつ、公式戦通算194試合出場14ゴール19アシストという成績を残した。2023年夏にはフルアムへ活躍の場を移している。
ヌーノ監督をはじめとしたクラブ幹部は、トラオレのスピードと突破力を高く評価し、エランガの直接的な“後釜”として見ているようだ。昨シーズンは終盤までプレミアリーグ3位につけるなど大きく躍進したノッティンガム・フォレスト。さらなる飛躍を目指す2025-26シーズンに向けて、ヌーノ監督の教え子を獲得することになるのだろうか。