バルセロナに所属するフランス代表DFジュール・クンデが、クラブとの契約延長に迫っていることを認めた。30日、『マルカ』や『アス』など複数のスペインメディアが伝えている。


 現在26歳のクンデは母国のボルドーの下部組織出身で、2017-18シーズンにトップチームデビューを飾った。セビージャを経て2022年夏にバルセロナへ加入すると、ここまで公式戦通算141試合に出場し7ゴール18アシストをマーク。ハンジ・フリック監督が就任して迎えた昨シーズンは右サイドバック(SB)の主力として公式戦53試合で起用され、国内3冠達成に大きく貢献した。

 バルセロナとの現行契約が2027年6月末までとなっているクンデだが、今夏に新契約を締結することが濃厚となっている模様。報道によると、クラブは以前から契約延長への強い意欲を示していた同選手と3月から交渉を重ね、すでに合意に達しているとのこと。新たな契約期間は2030年6月末までになると見られており、現在韓国で行われているプレシーズンツアーの終了後に正式発表される見通しだという。

 また、クンデ本人も「バルセロナに戻れば2030年まで契約を延長する準備が整っている。すぐに決まったよ」と契約延長が迫っていることを明言。その上で「クラブも僕も残留という共通の考えを持っていた。とても幸せだし、クラブの野心的な目標にも満足している。毎年タイトルを争うこのクラブにいられることを感謝してる。移籍するつもりはまったくなかったよ」と言葉を続けている。


 なお、バルセロナは31日にFCソウル、8月4日に大邱FCと対戦予定。帰国後は現地時間10日のジョアン・ガンペール杯決勝でコモと対戦し、連覇を目指すラ・リーガ開幕に向けて調整を進める。
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