チェルシーは3日、アヤックスに所属するオランダ代表DFヨレル・ハトを完全移籍で獲得したことを発表した。

 発表によると、チェルシーはハトと2032年6月30日までとなる7年契約を締結したとのこと。
移籍金は明らかになっていないが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、両クラブは4300万ユーロ(約73億円)に売却条項が付随している契約で合意したという。

 2006年3月7日生まれで現在19歳のハトは、センターバックを本職としながら、左サイドバックでもプレーする左利きのDF。アヤックスの下部組織出身で、2023年1月にトップチームデビューを果たし、昨シーズンは50試合に出場するなど、これまで公式戦通算111試合出場で4ゴール9アシストを記録している。また、2023年11月には17歳でオランダ代表デビューも果たしており、通算6試合に出場している。

 移籍が決定したハトはチェルシーのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「とても興奮しているよ。このクラブに加入することができて本当に嬉しい。自分の将来についてよく考えて、キャリアにおける次のステップを踏みたいと思っていた。チェルシーは僕にとってベストなクラブだ。とても嬉しいよ」

 なお、今夏の移籍市場でチェルシーはすでに加入が内定していたブラジル代表FWエステヴァン・ウィリアン、エクアドル代表MFケンドリー・パエス(ストラスブールにレンタル移籍)、U-21ポルトガル代表MFダリオ・エスーゴ、U-20フランス代表DFママドゥ・サール(ストラスブールにレンタル移籍)が合流したほか、U-21イングランド代表FWリアム・デラップ、ブラジル代表FWジョアン・ペドロ、U-21イングランド代表FWジェイミー・バイノー・ギテンスを獲得しており、ハトは今夏8人目の新戦力となった。
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