マンチェスター・ユナイテッドがライプツィヒに所属するスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコへの関心を強めているようだ。30日、『アスレティック』や『テレグラフ』など複数のイギリスメディアが伝えている。


 今夏の移籍市場でストライカーの補強を目指しているマンチェスター・ユナイテッドだが、当初のターゲットだったイングランド人FWリアム・デラップ(チェルシー)やスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュ(アーセナル)の獲得に失敗。2025-26シーズンの開幕が迫る中、現在はアストン・ヴィラ所属のイングランド代表FWオリー・ワトキンスやチェルシー所属のセネガル代表FWニコラス・ジャクソンらに関心を寄せている。

 報道によると、ワトキンスとN・ジャクソンというプレミアリーグでの実績がある2選手を抑え、シェシュコが獲得の最有力候補に浮上しているという。オーストリアの名門ザルツブルクを経て2023年夏にライプツィヒへ加入した22歳は、初年度からブンデスリーガで二桁得点を達成すると、昨シーズンは公式戦45試合で21ゴール6アシストをマーク。複数のメガクラブからの関心が明らかになっており、今夏のステップアップが有力視されている。

 マンチェスター・ユナイテッドは同選手がザルツブルクへ移籍する以前から関心を寄せており、現在もその将来性を高く評価している模様。すでに代理人との予備的な交渉を進めていたが、獲得の可能性を探るべく、ライプツィヒと初期段階の交渉を開始したようだ。ライプツィヒは固定費7500万ユーロ(約128億円)に加え、追加費用や売却条項も要求しているとのことで、移籍金総額は8000万ユーロ(約136億円)を超えるものと見られている。

 なお、シェシュコに対しては、スウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクのリヴァプール移籍が取り沙汰されているニューカッスルも関心を寄せているが、イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、選手本人はマンチェスター・ユナイテッド加入により前向きだという。
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