パリ・サンジェルマン(PSG)は、ボーンマスに所属するウクライナ代表DFイリア・ザバルニーの獲得に向けて再び動き出したようだ。1日、イギリスメディア『ギブミースポーツ』のベン・ジェイコブス記者が報じている。


 現在22歳のザバルニーは、ウクライナの名門ディナモ・キーウの下部組織出身で2020年9月にトップチームデビューを果たした。そして2023年1月にボーンマスに完全移籍で加入すると、翌2023-24シーズンにスタメンに定着。昨シーズンもリーグ35試合に出場し、レアル・マドリードへ移籍したオランダ代表DFディーン・ハウセンとともに、守備の要として活躍した。

 そんな同選手に対しては、PSGが今夏の移籍市場序盤から関心を寄せており、6月には5年契約で個人合意に達したと報道されていた。しかしクラブ間の交渉が進まず、移籍の動きは一時停滞していた。

 しかし、ここに来て再び話は動き始めたようで、ジェイコブス記者は「PSGはザバルニー獲得に向けて交渉中」と報道。さらに移籍金に関しては「7000万ユーロ(約120億円)近くになる」との見解を示すとともに、「いくつかの課題は残されているが、交渉は前進している」と指摘している。

 なお、フランス『レキップ』によると、PSGのブラジル代表DFルーカス・べラウドがクラブに対して移籍希望を伝えた模様。ただし、PSG側はザバルニー獲得が決まり、かつべラウドに対して移籍金3000万ユーロ(約51億円)を超えるオファーが届いた場合に限り、放出を認める方針とされている。
編集部おすすめ