シント・トロイデンは1日、元U-19ベルギー代表FWアドリアーノ・ベルタッチーニがアンデルレヒトに完全移籍することをクラブ公式サイトで発表した。

 2000年8月13日生まれのベルタッチーニは、強豪ヘンクの下部組織出身。
しかし、トップチームでの出場機会を得られず、ベルギー3部やオーストリア2部での下積み時代を経験した。2023-24シーズンからベルギー2部のRFCリエージュに加入すると、同クラブで得点を量産し、シーズン途中にシント・トロイデンへ引き抜かれた。

 するとベルタッチーニは、2024-25シーズンのジュピラー・プロ・リーグで大活躍。レギュラーシーズンで27試合16得点、プレーオフで6試合5得点を記録した。また、先日に行われた新シーズンの開幕戦でも、1ゴール1アシストでヘント撃破に貢献していた。その活躍を受け、ベルギー屈指の名門アンデルレヒトへのステップアップが実現した。

 ベルタッチーニはアンデルレヒトと2029年夏までの契約を結び、背番号は「91」に決定。ベルギーの移籍市場に詳しいサーシャ・タヴォリエリ記者によると、移籍金530万ユーロ(約9億円)がシント・トロイデンに支払われるようだ。多額の移籍金を得たとはいえ、日本代表DF谷口彰悟や同MF伊藤涼太郎ら日本人選手6人を擁するシント・トロイデンにとって、エースの退団は痛手となりそうだ。


【公式画像】アンデルレヒトがベルタッチーニ加入を発表

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