川崎フロンターレは2日、セルビアのFKヴォイヴォディナからFWラザル・ロマニッチが、クロアチアのハイドゥク・スプリトからDFフィリップ・ウレモヴィッチが、それぞれ完全移籍にて加入することを発表した。

 ロマニッチは1998年3月25日生まれの現在27歳。
セルビア国籍のセンターフォワードで、母国の名門として知られるツルヴェナ・ズヴェズダ、通称“レッドスター・ベオグラード”のアカデミーで育った。同クラブでトップチームデビューを飾ると、以降はセルビア国内を渡り歩き、2018-19シーズンからの5年間はギリシャのPASラミア1964でも活躍。2024-25シーズン途中からはFKヴォイヴォディナでプレーしており、公式戦通算で20試合出場5ゴール5アシストを記録していた。

 完全移籍加入に際し、ロマニッチは川崎Fを通して、「フロンターレのファン・サポーターの皆さん、こんにちは!川崎に来ることができて、とてもうれしいです。チームのために全力を尽くします。よろしくお願いします!」」とコメントを発表した。

 ウレモヴィッチは1997年2月11日生まれの現在28歳。クロアチア出身の右利きセンターバックだ。母国のツィバリアでキャリアをスタートさせると、ディナモ・ザグレブIIを経て、ルビン・カザン、シェフィールド・ユナイテッド、ヘルタ・ベルリンなど欧州各国でもプレー。2023年夏に母国復帰し、ハイドゥク・スプリトに加入すると、同クラブでは2年間で公式戦通算64試合出場4ゴール2アシストをマークした。

 完全移籍加入を受けて、ウレモヴィッチはクラブを通して、次のようにコメントを発表した。

「温かく歓迎してくれたチームに感謝しています。
本当にありがとうございます。一緒にチームが掲げている目標を達成し、最高のシーズンになるよう頑張りましょう。またすぐスタジアムで会えるのを楽しみにしています!」

 なお、川崎Fでのロマニッチの背番号は「91」、ウレモヴィッチの背番号は「22」に決まっている。

 2025明治安田J1リーグ第24節終了時点で、川崎Fは10勝8分6敗を記録し、勝ち点「38」を獲得。現在は7位につけている。


【ハイライト動画】川崎F、中断期間前のラストゲームではG大阪に惜敗



編集部おすすめ