リーグ・アンのモナコは、レヴァークーゼンに所属するフィンランド代表GKルーカス・フラデツキーの獲得に迫っているようだ。2日、ドイツ『キッカー』が報じている。


 今夏の移籍市場で、レヴァークーゼンはブレントフォードからオランダ代表GKマルク・フレッケンを獲得。これにより、昨シーズンまで守護神を務めてきたフラデツキーと新加入フレッケンが正GKの座を争うことが予想されていたが、フラデツキーはクラブを離れる可能性が高まっているようだ。

 『キッカー』によると、モナコはフラデツキー獲得に向けて、交渉の最終段階に入っている模様。さらに、1日に行われた親善試合でフラデツキーがベンチ入りしながらも試合に出場しなかったことで、移籍の噂に拍車がかってているという。また、ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は「レヴァークーゼンとモナコは完全移籍で合意に達した」と報じたうえで、「移籍金は400万ユーロ(約6億8000万円)+追加ボーナス」と伝えている。

 しかしながら、『キッカー』とプレッテンベルク記者はいずれも「レヴァークーゼンがフラデツキーの後任(第2GK)を獲得出来次第、フラデツキーの移籍が確定する」との見解を示しており、移籍成立までには多少の時間を要しそうだ。

 現在35歳のフラデツキーは、母国フィンランドでプロキャリアをスタートさせると、ブレンビーやフランクフルトなどを経て、2018年夏にレヴァークーゼンに完全移籍を果たした。レヴァークーゼンではこれまで公式戦323試合に出場。2023-24シーズンにはキャプテンとして、ブンデスリーガとDFBポカールの“2冠”に貢献している。
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