現在25歳のイサクは母国のAIKでプロデビューを飾り、ドルトムントやレアル・ソシエダを経て、2022年夏にクラブ史上最高額の7000万ユーロ(約121億円)でニューカッスルへ移籍した。2024-25シーズンはクラブにとって70年ぶりの国内タイトルとなるカラバオカップ制覇にも大きく貢献するなど、公式戦42試合出場で27ゴール6アシストを記録した。
現行契約は2028年6月30日までとなっているものの、イサクには複数クラブから関心が寄せられており、その中でもリヴァプールが関心を強めていることが明らかになっている。
また、太ももの軽い負傷を理由に、今夏のプレシーズンに行われているアジアツアーの帯同メンバーからも外れたイサクは、古巣レアル・ソシエダの施設でトレーニングを行っていたことも明らかになっており、今夏の移籍を望んでいることが報じられている。
このような状況で今月1日にはリヴァプールが、すでに2031年6月までの6年契約で個人合意に至っているとも噂されているイサク獲得に向けて、1億1000万ポンド(約215億円)の正式オファーを提示。しかし、1億5000万ポンド(約294億円)と評価しているニューカッスルは後釜の獲得目処も立っていない状況からすぐにこれを拒否したことが伝えられている。
そうしたなか、2日にはニューカッスルに戻って通常通りにトレーニングに臨むことが予想されているイサクの動向について聞かれたハウ監督は「私の状況から言えば、故郷で起こっていることすべてからかなり切り離されていると思う」と詳細はよく知らないことを明かしつつ、次のように続けた。
「昨日、オファーがあったことを知った。私が知る前にそのオファーは却下された。イングランドにこの状況に対応している人たちがいる。今後どうなるかは全くわからないけど、私たちとしてはアレックスをあらゆる面でサポートしているし、彼が再びニューカッスルのユニフォームを着る姿を見たいと思っている」
さらに、ハウ監督は直接イサクとは連絡を取っていないと語りながら、「メディアを通じて彼の居場所を知っている。だから、詳細を伝えることは難しい。