2024年11月に解任されたエリック・テン・ハフ前監督の後任として招へいされたアモリム監督。しかし、マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執ったリーグ戦27試合で、勝利は「7」にとどまり、プレミアリーグ創設後としてはクラブワーストのリーグ15位で終了。開幕が迫る新シーズンでは11年ぶりに欧州の大会に出場しないことが決まった。
アモリム監督は「正直に言うと、試合後にどんな気分で帰宅したかよりも、試合に向かうときのほうが問題だった。苦戦するだろうと思うこともあったからだ」とコメント。「以前から試合中の苦労は感じていたし、それが最も辛かった。試合で我々に競争力がないとわかってしまうのには本当にイライラさせられた」と、昨シーズンの苦悩を述べた。
しかし、アモリム監督のモチベーションは高いようだ。マンチェスター・ユナイテッドでどれだけ指揮を執り続けたいか問われると、「20年はいたい。それが目標だ」と回答。そして新シーズンに向け、「昨シーズンの結果とは大きな差があることはわかっているが、マンチェスター・ユナイテッドだ。我々は欧州の大会に出場しなければならない」と目標を明かした。
また、マンチェスター・ユナイテッドは再びプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ(CL)を優勝できるかと質問されたアモリム監督は、「疑いの余地はない。このクラブにはお金では買えないものがある。伝統、歴史、サポーター。そしてCLに出場できなくとも資金はある。これら全てがあれば、我々が本来いるべき場所に戻ることができる」と新シーズンへの抱負を語り、以下のように続けた。
「結果はコントロールできない。だが、プレーの仕方やパフォーマンス、サポーターとどのようにつながるか。こうした小さなことすべてを、何があろうとやり遂げることだ。このクラブに来たときに、私への評価は全てなくなった。今は結果を残さなければいけない。試合前に『戦える』と感じられるなら大丈夫。五分五分の勝負ではないと思わされるあの感覚を、2度と味わいたくないだけだ」
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