トッテナムを退団する韓国代表FWソン・フンミンが、約10年間を過ごしたクラブへの思いを語った。3日、イギリス紙『スタンダード』が同選手のコメントを伝えている。


 ソンは2日、韓国で開催されたニューカッスルとの親善試合を前にした会見で、今夏にトッテナムを退団すると語った。そして3日、ソンはニューカッスル戦に先発出場。ゴールに関与することはなかったが、65分の交代時には観客席から大きな拍手が沸き起こり、トッテナムとニューカッスルの選手たちは花道を作ってソンを見送った。

 試合後、ソンは『SPURSPLAY』を通じて「FAカップ、カラバオカップを含む5つの大会(プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、UEFAスーパーカップ)すべてで優勝してほしい。それが僕の願いであり、希望だ」とコメント。2024-25シーズン、主将としてヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献したソンが、トッテナムのさらなる成功を願った。

 そしてソンは、「美しい瞬間、素晴らしい瞬間しか思い浮かべることができない。だからこそ、みんなに別れを告げるときが来たんだ。スパーズはいつだって心の中にある。スパーズという家族の一員として応援するよ」と、思いを語った。

 また、ソンは「正直に言って、ここ数週間は本当に大変だった。トレーニングでも試合でも自分の力が出せなかったんだ。
本当に、本当に大変だったよ。でも、チームメイトは僕に寄り添ってくれた。冗談を言い合ったりもした。僕の機嫌が悪いときも、みんなは理解してくれた。みんなが僕を励ましてくれたんだ」と、退団を表明するまでの苦悩と支えてくれたチームメイトへの感謝を述べた。

 ラストマッチとなったニューカッスル戦は「状態もパフォーマンスもベストではなかった」としつつも、「この美しい瞬間を共有できたことは、一生の思い出になる」と振り返った。


【ハイライト】ソン・フンミンの“ラストマッチ” トッテナムvsニューカッスル


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