バーンリーは8日、チェルシーからアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤを完全移籍で獲得したことを発表した。

 発表によると、バーンリーはブロヤと2030年6月30日までとなる5年契約を締結。
移籍金は明らかになっていないが、イギリスメディア『BBC』などでは最大2000万ポンド(約40億円)になる契約と伝えられている。

 現在23歳のブロヤは2009年にチェルシーの下部組織に加入し、2020年3月のプレミアリーグでトップチームデビューを飾った。2020-21シーズンはフィテッセ(オランダ)、2021-22シーズンはサウサンプトンへのレンタル移籍も経験した。

 2022年7月にチェルシーに復帰し、同年9月には2028年までとなる長期契約を締結。しかし、2022年12月に右ひざの前十字じん帯を断裂して手術を受けたことにより、長期離脱を余儀なくされると、2023年9月に実戦復帰を果たしたものの、本調子を取り戻すことがなかなかできず。2024年2月にはフルアムにレンタル移籍となったが、8試合出場でノーゴールに終わった。

 2024年夏にチェルシーに復帰したが、移籍市場閉幕間際にエヴァートンに買い取りオプション付きのレンタル移籍で加入。アキレス腱の問題でシーズンを出遅れると、年明けには足首の負傷で離脱するなど、公式戦11試合出場で得点に関与することはできなかった。

 エヴァートンに買い取られることはなく、レンタル移籍期間の満了に伴い、今夏再びチェルシーに戻ったものの、退団が既定路線となっていたなか、1年でのプレミアリーグ復帰を果たした昇格組バーンリーへの完全移籍が決定した。

 バーンリーにとっては今夏9人目の新戦力となったブロヤは同クラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「バーンリーの選手としてここに来ることができて本当に興奮している。プレミアリーグの新シーズン開幕前にこのクラブに加入できて本当に嬉しい。
早くプレーしたくてたまらない」

「体調は良好で、準備も万端だ。このクラブでプレーするという挑戦を楽しみにしている。バーンリーファンのサポートをすでに感じることができている。有名なクラレットのユニフォームを着るたびに全力を尽くすことを誓うよ」

 なお、昨夏にレンタル移籍で加入していたイングランド人DFバシール・ハンフリーズの買い取りオプションが今夏に行使されたほか、今月6日にはU-21フランス代表MFレスリー・ウゴチュクも加入しており、ブロヤは今夏チェルシーからバーンリーに完全移籍した3人目の選手となった。
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