アストン・ヴィラは8日、ニースからコートジボワール代表FWエヴァン・ゲサンを完全移籍で獲得したことを発表した。

 背番号は「29」を着用することが発表されている一方、移籍金や契約期間などについては明らかになっておらず。
ただ、イギリスメディア『BBC』は、2600万ポンド(約52億円)に430万ポンド(約8億5400万円)の追加オプションが付随した移籍金で合意したほか、フランスメディア『フット・メルカート』は契約期間を5年間と伝えている。

 現在24歳のゲサンはニースの下部組織出身で、2020年1月にトップチームデビューを果たし、ローザンヌ・スポルト(スイス)やナント(フランス)へのレンタル移籍を経験。2023年夏にニースに復帰し、2024-25シーズンは公式戦42試合出場で13ゴール10アシストを記録する活躍を見せ、リーグ戦4位に終わったクラブの年間最優秀選手にも選出された。また、2024年6月にコートジボワール代表デビューを果たし、通算10試合出場で1ゴールを挙げている。

 昨季途中にレンタル移籍で加入して大きな影響を与えていたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードと、スペイン代表MFマルコ・アセンシオのレンタル移籍期間が終了して退団したことを受け、補強に動いていたアストン・ヴィラは、オランダ代表GKマルコ・ビゾットが加入したのに続いて、今夏2人目の新戦力としてゲサンの獲得に成功した。

 加入が決定したゲサンはアストン・ヴィラのクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ここに来られて本当に嬉しい。ずっとこの瞬間を待ち望んでいた。今は試合が始まることやファンの皆を見るのを楽しみにしているし、チームメイトと一緒にトレーニングを始めるのを待ち遠しく思っている」

「昨シーズンのアストン・ヴィラの試合は見ていて、その後に監督と話をし始めた。正直言うと、話し合いが中心だった。なぜなら、彼は僕がここに来るように説得してくれた人だし、もちろん僕たちは監督の経歴を知っているからね」

「昔、フランスリーグで彼を見たことがあり、一緒に仕事をしていた選手たちを成長させてきたことで知られていた。だから、僕はこのことを考えていた。
僕は若い選手で成長したいと思っている。改善できる点はたくさんある。だから、監督と話をした時にこの監督こそが、僕がさらに成長していくのにぴったりの監督だと確信したんだ」
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