親善試合が8日に行われ、リーズ(イングランド)とミラン(イタリア)が対戦した。

 昨季のチャンピオンシップで優勝を果たし、3シーズンぶりにプレミアリーグへ昇格したリーズ。
開幕に向け着々と準備を進める同クラブが、昨季のセリエAを8位で終えたミランと対戦する。イタリアを代表する強豪との一戦に、在籍2年目を迎える日本代表MF田中碧は中盤の一角として先発した。

 試合の立ち上がりはリーズが主導権を握り、さっそく10分に決定機を作り出す。相手のパスミスから右サイドでボールを奪い、素早くロングカウンターに移行。ウィルフリード・ニョントのラストパスからアントン・シュタッハがボックス正面で右足を振るが、シュートはクロスバーに弾かれた。田中も右のインサイドハーフとしてゲームを組み立てつつ、守備では鋭いボール奪取も披露していく。

 しかし、最初にスコアを動かしたのはミランだった。徐々にリズムを取り戻しながら支配率を高め、複数のチャンスを演出。すると31分、左サイドに流れたノア・オカフォーがドリブルでペナルティエリアに切り込み、外側を駆け上がってパスを受けたサムエル・チュクウェゼがワンタッチでクロスを送る。ゴール前での混戦からファーにボールが流れ、最後はサンティアゴ・ヒメネスがネットを揺らした。

 その後も田中は64分に見せた縦パスなどでチャンスを作り、67分に交代でピッチを後にする。そんななか、直後にシュタッハの鮮やかなコントロールショットでリーズが同点弾を獲得。
結局、そのまま試合は1-1で終了した。なお、ミランは新戦力のペルビス・エストゥピニャンらがプレーした一方、翌日にチェルシー戦を控える影響もあり、レアル・マドリードから加わったルカ・モドリッチに出番は訪れなかった。

【スコア】
リーズ 1-1 ミラン

【得点者】
0-1 31分 サンティアゴ・ヒメネス(ミラン)
1-1 67分 アントン・シュタッハ(リーズ)
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