マンチェスター・シティに所属するU-21イングランド代表MFジェームズ・マカティーが、ノッティンガム・フォレスト移籍に近づいているようだ。『スカイスポーツ』が11日に報じている。


 現在22歳のマカティーはマンチェスター・シティのアカデミー出身で、2021年9月にトップチームデビュー。シェフィールド・ユナイテッドへの計2年間にわたるレンタル移籍で経験を積み、2024-25シーズンはマンチェスター・シティの選手として1年間を過ごすと、豊富な選手層を誇るチームにおいても一定の出場機会を確保し、公式戦27試合に出場。うち18試合が途中出場と、出場時間は伸び悩んだが、通算7ゴールと確かな結果も手にしていた。

 そして、今夏に行われたU-21欧州選手権2025では、イングランド代表のキャプテンかつ10番として全6試合に出場。決勝のドイツ代表戦ではプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に選ばれるなど、イングランドの優勝に大きく貢献した。

 これらの活躍を受けて、今夏はマカティーに熱視線を送るクラブが急増。ドルトムント、レヴァークーゼン、ライプツィヒ、フランクフルトといったブンデスリーガの強豪からもオファーが届いていたというが、『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者は、ノッティンガム・フォレストへの移籍で合意に達したと報道。既にマカティーとも長期契約で個人合意に達しており、ノッティンガム・フォレスト陣営は、クラブ間合意にも自信を示しているという。

 同様に、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏もマカティーのノッティンガム・フォレスト行きを報じている。移籍金は2000万ポンド(約40億円)を超える金額となる模様で、マンチェスター・シティが要望している買い戻しオプションなど移籍に際する複数の条件を調整した上で、“ゴーサイン”が出される見込みだ。

 ノッティンガム・フォレストは昨季のプレミアリーグで躍進を続け、一時はチャンピオンズリーグ(CL)出場も狙える位置につけながらも、最終的には7位でフィニッシュ。今シーズン、当初はカンファレンスリーグ(ECL)に出場する予定だったが、FAカップ王者のクリスタル・パレスがUEFA(欧州サッカー連盟)のマルチクラブオーナーシップ規則に抵触し、ヨーロッパリーグ(EL)からECLに“降格”となったため、繰り上げでEL出場権を獲得している。


 なお、マカティーは9日に行われたパレルモとのプレシーズンマッチで、マンチェスター・シティのメンバーから外れており、移籍は決定的だと目されていた。果たして、マンチェスター・シティ育ちの若きタレントは、今夏に異なるプレミアリーグのクラブで自らの価値を示すこととなるのだろうか。今後の動向に注目だ。


【ハイライト動画】マンCはパレルモに快勝も、マカティーはメンバー外



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