スペインサッカー連盟(RFEF)は11日、12月20日に行われる予定のビジャレアル対バルセロナの試合をアメリカ合衆国・マイアミの『ハードロック・スタジアム』で開催することを承認。
しかし、レアル・マドリードはこの提案を断固として拒否の姿勢を示し、クラブ公式サイトを通じ、以下のように声明を発表した。
「レアル・マドリードは、クラブ会員、サポーター、そしてすべてのサッカーファンに対して、ラ・リーガ第17節ビジャレアル対バルセロナの試合をスペイン国外で開催するという提案を断固として拒否することを表明します」
「この提案は、リーグ参加クラブへの事前通知や協議なしに実施され、ホーム&アウェイ制の規定に違反するものです。競争のバランスを変え、申請したクラブに不当な優位性を与える行為であり、全試合を同一条件で行うという大会の公平性を損ないます。一方的な制度変更は、出場クラブ間の平等性を侵害し、結果の正当性を脅かすだけでなく、スポーツ外の利益を優先する受け入れ難い前例を作り、大会の腐敗を招くリスクがあります」
さらに、レアル・マドリードは現在、次の3つの具体的な行動を取っていることも明かした。
1.FIFAに対して、大会参加クラブ全体の事前同意なしに試合を認めないよう要請
2.UEFAに対し、RFEFの要請を撤回または拒否するよう求めるとともに、正当と認められる例外的な場合を除き、国内公式戦を国外で開催することを禁じる2018年の規定を再確認(※今回は例外に該当しない)するよう要請
3. 高等スポーツ評議会(CSD)に対し、全会一致の同意なしに必要な行政許可を与えないよう要請